千賀 敦

もともと運転は好きでしたが、それを仕事にしようとは考えていなかったです。大阪生まれの大阪育ちなので、東京のタクシー事情は知る由もなく。でもたまたまリクナビで日本交通を見て、「東京のタクシー会社スゴイな」って思って、新幹線に飛び乗って東京の会社説明会に駆けつけました。で、いろいろ話を聞いて、日本交通の接客クオリティの高さ、「タクシーのイメージを変える」という本気の思いに感銘を受けました。
運転にも接客にも自信はあったので、不安はなかったですね。業界No.1の会社なので両親もすごく喜んでくれて、地元の友達にも羨ましがられることは多かったです。あえていえば、地理。大阪の人間なので、東京の道路事情には疎くて。最初は苦労することも多かったですが、班長が親身になって教えてくれたし、お客様にも教わりながら、カラダで覚えていったかんじです。
自分からお客様に話しかけることはないですが、話しかけられることは多いです。私が関西訛りなので、そこに興味をもつみたいです。お客様と会話するのは楽しいですね。夜は六本木や銀座、新宿あたりで営業することが多いのですが、そのエリアでお乗せするお客様のお話は面白いです。初めての道、初めての街。
気になる飲食店を見つけて、後日行ってみたり。そんな楽しみ方ができるのも、タクシーの仕事ならではだと思います。
大阪のタクシーは、東京ほど競争が激しくないこともあり、乗務員さんものんびりしていて、接客サービスも丁寧というより、気さく。それはそれでいいのかもしれませんが、私は日本交通の接客クオリティを大阪に持ち帰って、それを大阪のスタンダードにしていきたいのです。もちろんずっとずっと先の話ですが、そんな壮大な野望をもっています。