小川 雄豪

日本交通に入社して思ったのは、圧倒的に人と向き合うことができる会社だなということです。学生のころまでは、人は人、自分は自分という生き方をしていました。でもこの会社に入って、お客様や社員のことを大切にしながら働いている方々の姿を見て、自分も相手の気持ちを考えながら行動しようと思えるようになりました。運行管理者の上司に言われたことで、今でも忘れられない言葉があります。「我々は乗務員さんの稼いだお金で働いて生活している。乗務員さんへのリスペクトを忘れず、いつ何時も乗務員さんへの対応を最優先にするんだ」。学生のころは、なんとなく社会人というのは現場が下で管理職が上で偉ぶっているようなイメージがありましたが、日本交通はまったく違いました。これは本社の新卒採用に異動になってから、直属の上司や役員の言葉を聞いていてもそう思うことです。現場に対するリスペクトがあるからこそ、日本交通は90年以上品質を保ってこれたのだと感じます。

新卒採用は、自分の仕事の結果が出るまでに時間がかかる仕事。だからこそ、学生さんが日本交通に魅力を感じて入社を決意していただいた時や、社員として活躍している姿を見れたときは、感動もひとしお。今自分のやっていることが学生さんにどんな影響を与えるのか、日々、使う言葉一つひとつに気を付けながらアクションを起こしています。

将来の夢は、小学生の子供たちが「なりたい職業ランキングベスト３」にタクシー乗務員がランキングする世界を作ること。「俺の父ちゃんタクシードライバーだぜ」「観光タクシーの仕事してるんだよ」と子供が誇りに思う未来が生まれたらいいなと思っています。その夢に向かって、今は自分の目の前の仕事を丁寧にやっていくだけです。この道が自分の理想に繋がっていると信じて。