「二種免許を持つドライバーとしての
誇りをいつも胸に。」
岸本 隆 Takashi Kishimoto
元大手運送会社ドライバー
CATEGORY : ベテラン乗務員
更新日 : 2020.03.18トラックドライバー歴23年、 タクシーの運転をしてみたくて。
車を運転するのが好きで、前職は大手運輸会社の宅配ドライバー。23年勤める中で仕事に大きな不満はありませんでしたが、50歳という節目が見えてきた頃からある想いが頭をよぎるようになってきました。それは「このままトラックだけで終わって、後悔しないだろうか」というもの。もともと乗り物を運転するのが好きではじめた仕事。それが気付けばすでに20年以上の時が流れていました。自分が現役としてハンドルを握れるのはそれほど長くはありません。もっと大型のトラック、特殊車両、バスなど、さまざまな選択肢がありました。その中で自分の思いにも、収入面でも満足できそうなのがタクシードライバーという仕事。業界には詳しくなかったので、日本交通のことを知ったのは、実は転職活動をはじめてからのことでした。しかし、今となっては乗務員への待遇も手厚い、いい会社に入れたなと思っています。
トラックは荷物、タクシーは人を お乗せする乗り物。
転職当初はタクシーとトラックの違いに戸惑うこともありました。自動車を運転する、ということに関しては同じですが、トラックが物言わぬ荷物を運ぶだけでに対して、タクシーがお乗せするのは人。宅配業務ならある程度の時間内に荷物をお届けさえすれば途中でどんなルートを通ろうが怒られませんが、タクシーの場合はクレームをお受けすることもあります。また、接客も業務の大きなウエイトを占めるので、いつどんな時も気を抜くことができません。しかし、そうした戸惑いを感じていたものの、ネガティブな気持ちになることは一切ありませんでした。新しい仕事をするんだ、タクシーに乗れるんだ、という楽しみの方がずっと大きかったですね。
未経験でも安心して挑戦できる 環境だと思います。
転職したばかりの頃から今まで、班長や先輩ドライバーの皆さんには本当にお世話になっています。路上に出ればひとりですが、営業所に戻ってくれば、いつでも相談に乗ってもらえる環境がいつもある。たとえば機器の操作について、地理について、コース選びについて……。運転以外のことは素人も同然だったので、本当に助かっていますね。また、サポート体制という意味では、日本交通は無線の数がとても多いのが特徴だと思います。だから流しでうまくお客さまを乗せられなくても、ある程度の数字を稼ぐことができます。未経験でも安心して働ける場所だと思います。
お客さまから信頼を裏切らず、
プロドライバーとしての誇りを。
タクシー乗務をしていると少なくとも一日一回は必ず「日本交通だから手を挙げた」というお客さまと出会います。そして、理由をお尋ねすると、多くの方が「運転手さんがみんな丁寧でいいんだよね」とおっしゃってくださるんです。そうした信頼は、間違いなく先輩方が信頼を築き上げてきてた賜物。現役である自分たちもしっかりとそれを受け継いでいきたいですね。それに「二種免許」という特別なライセンスを与えられている自分たちは、ドライバーとしてプロ中のプロでなければいけません。無事故・無違反は当たり前。接客面でも質の高いサービスを提供したいと考えています。